金券ショップでも良く見る最もメジャーな商品券類。一言で商品券と言っても、種類は様々です。
ここでは、
そもそも、どうして換金率の高い/低いがあるの?
金券ショップで売っている商品券。例えば、同じ1000円の価値ある商品券でも、券種によって900円で販売されている(100円もお得になる!)ものもあれば、990円で販売されている(1000円分使って、お得額はわずか10円)ものもあります。
どうしてこのように、金券ショップでの販売価格に差が出るのでしょうか?
その答えは、わかりやすく一言で言うと、
例えば、JCBギフトカードやVJAギフトカードといった信販系ギフトカードについて。
これらの商品券は、換金時のレートが比較的高く、販売価格も高いです。
信販系ギフトカードは全国のメジャーな小売店舗や各種サービス施設等、利用用途がとても広く、また贈答用としても人気の商品券です。
そのため金券ショップに換金を依頼する方にとっては換金率の高い商品券です。
金券ショップの利益となる利幅は少ないのですが、流通量が多いので、「薄利でも多売ができる商材」となります。
一方で特定の企業が発行している商品券。
この商品券はその発行した企業でしか使えないため、使えるところが多い信販系ギフトカードに比べ換金率が低いことが多いです。
基本的には、
・利用できるところが特定されてる(場所が限られる、期限がある)ものは額面から離れて安い(=利用する方には価値が高い)
とまとめることができます。利用用途が特定されても、お得になる額が増えるので、換金率の低い商品でも使い方次第では大きな価値を生むことになります。
豆知識
同じ換金率の高い商品券でも時期や相場、流通量によって、価格が前後することがあります。
例えば、先ほども例にしました信販系商品券(JCBギフトカード等)。
金券ショップでの利用も贈答用で購入される方が多いので、お中元やお歳暮の時期の前後で相場が変わることが多いです。
もちろん相場ですので、例外となる年もあるのですが、お中元・お歳暮の時期の前には、金券ショップでも商品券が品薄となるため、販売価格・買取価格がともに上がり、お中元・お歳暮の時期を過ぎると、今度は贈答を受けた方からの換金が増え、販売価格・買取価格がともに下がる傾向があります。
同じ商品券でも、タイミングを見て、換金すれば、普段より高いレートで換金できることがあるのです。
いかがでしょうか。こうした商品券と金券ショップが流通を読みながら価格を変動しているのを理解しながら、金券ショップの売買価格表を見ると商品券毎の売買価格の違いについてより理解が深まります。
毎日のようにマニアックに商品券の売買価格に注目し、換金率を日々見ていると、実は世の中の動向に合わせて買取レート、販売レートが変動していることが分かります。
また、こうした売買価格や流通具合を見ると、世の中の景気状況や需給バランスを読むこともでき、
ひとことで、商品券の換金、と言っても、券の価値は時期やタイミングに寄っても代わりますし、世の中の需要にも大きく影響する、ということが分かるだけでも、換金する際や商品券を購入する際、興味深く売買ができるのではないでしょうか。